ライカMマウントのミノルタレンズ!
レンズ
コラム
M-ROKKOR 28mm F2.8
Leica M3 M-ROKKOR 28mm F2.8
画像はボディにⅯ3にレンズは今回ご紹介するのはMロッコール28㎜f2.8です。
やっぱり装着してカッコイイのはミノルタCLEやライツミノルタCLだな~
ミノルタのCLEが1981年に登場しその交換レンズとして28㎜・40㎜・90㎜がありました。
1981年だから自分は中学生15歳。 この頃はなめ猫や横浜銀蝿さん、松田聖子さん等アイドルと
ヤンキーが大量発生。
“nameneko” https://nameneko.co.jp/about より転載
“Yokohama Ginbae” https://www.musicvoice.jp/music/report/livereport/215497/attachment/pmu2111231m209/ より転載
“Seiko Matsuda” https://abookz.jp/talent/12662/ より転載
車はソアラやR30スカイラインなんかが出てきた。
そう考えると1981年って思っていたより懐かしい時代です。
ニコンはF3、キャノンはニューF1の時代…
ミノルタの一眼レフはX-700。ライカと業務提携して造ったレンジファインダー機のライカⅭⅬ。
それにAE化させて登場したミノルタⅭⅬE。
3種の交換レンズの中でも人気のあったⅯ-ロッコール28㎜ f2.8。
噂によると、エルマリート28㎜にも及ぶ高性能レンズであったと言われています。
選択肢としてⅯマウントのライカレンズとこの同じくⅯマウントのロッコール28㎜は比較され購入検討
したカメラ愛好家やプロがたくさんいたであろうと思います。
ロッコール28㎜ f2.8は当時新品価格は54,000円。
当時のレビューや撮影された写真なんか見ると、とても評判がよくて見た目もライカレンズに似ていて
かっこよくて写りも良い。
実際、ある写真家はこのレンズをメインに写真集を出しています。
私もその写真を見たことがありモノクロで纏められた写真集でとても好きなトーンのスナップシュート
でした。
そんな興味のあるレンズでいつかは撮影してみたいと思って永い歳月が経ちましたが試写できました。
やっぱりCⅬEやⅭⅬなんかのボディにこのレンズを付け撮りたいけど…試写はライカⅯ3に装着です。
このレンズを試せたので感想など思うままに書いていきます~ワクワクです~
eica M3 ROKKOR 28mm f5.6で撮影 コダックGOLD100
さすがにフワフワしてソフトフィルターみたいです。
この個体のレンズには曇りのようなものがあります。
トップの画像をみても分かるように小さなプツプツとした白い点で全体的に覆われています。
中古のものだとこのような状態になっているものが多いです。
実は発売された当時でもこのレンズは色々とあったようで…このような状態になりやすいという欠点が
あったようです。
この写真を見たときに想い出したのは「ミノルタフレックス」で撮った写真です。
雑誌のコラムにあった撮例がこんな感じのフワフワ~な写真。ちょい古めの昭和の長屋っぽい通りを撮
影したもので夕景の小道が逆光で滲んでいてステキな1枚。全体的にフワフワと夢の中にいるような感
じでファンタジックな写真でした。その説明にもフワフワ描写になるレンズとの記載があった。
おそらくレンズの曇りをよしとして撮影されていたものであり好んでこのレンズ描写を楽しむというこ
とだろうね。
そんな訳で、「このフワフワで撮りたい!」と思い込んでしまった僕はしばらくミノルタフレックスを
探しましたが残念ながら未だ出会えてません…
Leica M3 ROKKOR 28mm f8.0で撮影 コダックGOLD100
遠景的に撮影した。ライカⅯ3で撮影しているのでファインダーに28㎜の枠はない為50㎜の枠で見て
いる。なので見えている範囲よりかなり広く写る。このあたりまで入るかな~と想像しながらシャッタ
ーを切った。丁度、公園を通り過ぎていった女性の後ろ姿もいれることが出来た。
なんか心地よい雰囲気をもっていて好きだな~と思ってしまう。
このレンズがクリアな状態だとして想像すると、コントラスト高くてこってりした描写かもしれないね。
曇りがあってもこれだけの写りなら。
撮影していてとてもワクワク出来るレンズ。
レンズのスタイルや重量なども心地よく、
露出、ピントおおよそ合わせておいて…構えて構図合わせてシャッター切る。
そんな基本的なスナップシュートに使いやすいかわいいレンズだ。
40㎜と90㎜も使ってみたいM-ROKKORレンズ。 CLEも欲しい~(笑)
M-ROKKOR 28mm F2.8
発売 1981年
当時価格 54,000円
レンズ構成 5郡 7枚
絞り羽 10枚
最短至近距離 0.8m
フィルター径 40.5㎜
サイズ 35.5×51㎜
重量 135g
写真家 緒可夢羅