JP
EN

テクニカルリポート

写真家 緒可夢羅のクラカメさんぽ Vol.6

レンズ

コラム

緒可夢羅の気まぐれコラム


現代的な写りの  FD135㎜ f2.5 S.C  &  FD50㎜ 第2弾!

CANON New F1 FD135㎜ f2.5 S.C  f5.6・1/250  ISO100 フジカラー 


「渋滞の旧車」

手前がセドリック6(シックス)1969年頃と奥はコロナGTかな~1966年頃。

僕がこども時代にとても記憶のあるクルマ。


むかし父はGTでは無いと思うがコロナにも乗っていたハズ。クルマ好きの父は「オペル レコルト」なんて外車も乗っていた。当時は外車って高かったから結構なクルマ好きでないとなかなか乗れないじゃないかな。そして自分ももちろんクルマ好き。その上「カメラ好き」それも父譲りかも…


撮影には「フジカラー100」を使っている。

FD135㎜は以前もコラムにしたが、期限切れフィルムを使用したのでレンズの描写を語るほどの現像結果が出なかったので再度こちらにしたためようかな~と思います。


ピント感、解像度もバッチリで現代のレンズっぽい写りをする。色も良く表現されている。

やっぱり135㎜レンズっていうのはポートレイト向きなのか、モデルさんとか撮りたくなりますね~





CANON New F1 FD50㎜ f1.8 S.C  f2.8 ・1/60 ~1/125位かな ISO100 フジカラー(スクエアにトリミング)


「スクーター」

2台あるけど、手前がおそらく「初代ヤマハJOG」。当時女子にも大人気だったスクーター。

しかも結構速かったよね。アクセルを躊躇なくフルにすると簡単にウィリーしたよね。これでひっくり返ったひと沢山いたんでないかな~


スクーター前側にピントを置いて、そこから後方の道路にまで流れるようなボケが遠い記憶を呼び起こす、的な撮り方。(笑)


この時は秋で天気的には晴れていたけどとても寒い日で日陰には霜がおりてたくらいの気温。

住宅地の小道で日陰、結構くらい感じ、f2.8かもしかしたらf4.0かも知れない、でもそのくらい~


雰囲気重視でいつもやってます!(笑)




CANON New F1 FD50㎜ f1.8 S.C  f8.0・1/125  ISO100 フジカラー(スクエアにトリミング)


「三菱GALANTたち」

ギャランと言えば三菱か西城秀樹だね!そっちはギャランドゥだよ。違ったか-(笑)


三菱車の中でもヒットしたクルマ。ギャランの中でフルライム4WDでDOHCターボの「VR-4」が特に若者の人気があったね~

この頃はデリカやパジェロ・ランサー・ミラージュなどなど…「フルライン4WD」「フルラインターボ」などとの謳い文句でとにかくほぼ全ての車種に4WDとターボモデルをランナップしてた時期でラリーに強い三菱でしたね。良い時代でしたが今はもう見ないクルマになってしまいました。ネオクラシックになっても良い時代でもレストアしてまで乗る人居ないのかな~


なんかちょっと、もやの中にいるような絵になってる。露出オーバーかな、ピントあってるかな~そんなことが気になったけど。。。


フィルムは期限切れなので、まともな描写をしてくれない場合も多いが、その時代なりの写りになってくれて逆に良い雰囲気。でも先に載せた写真はキッチリと綺麗な色が出ているから、古いフィルムでも条件が良ければ現在でも見劣りしないものになるので面白い。


あと感覚だけどフジフィルムは期限切れてても何とかなるイメージはある。


デジタルには無い楽しみ方としては色んなフィルムを試せるところだと思う。デジタルカメラでいうところの違うイメージセンサーで撮影できるような事だが(本当はそれだけでは無いが)…それをやろうとすれば複数のデジタルカメラを買うしかないが、それよりもフィルムを変えた方が違いは歴然だと思う。


今は安定的入手は難しいフィルムではあるが、、、、街のカメラ専門店に時々入荷されるものを見逃さないとかネットオークションでも割りとフィルムが出品されているから自身の定番とか珍しいものを手に入れてお気に入りのカメラで楽しんでみてはどうだろう。


色んな描写を楽しむ為にデジカメを複数購入するよりははるかに安上りだろう。

ミラーレス一眼にレンズをクラシックなものに変換して楽しいむ方法もあるけど、写った絵はフィルムの方が断然「エモい」だろうね。




CANON New F1 FD50㎜ f1.8 S.C  f8.0・1/250 ISO100 フジカラー 白老町


「路線近くの工業地帯」

こちらもFD50㎜ f1.8 S.C。天気は薄曇りだから空はこんな感じ。

工場の施設の金属と列車のパンダグラフがあたる付近にある電気的装置があって絵の中心部には煙突からの煙りがあがっているのだが曇り空と同化してるのか良く判らなくなった。残念!

もうちょっとバランス良い写真にしたかったな-(笑)


カラー写真なのにセピアっぽく見えてしまうかな。




CANON New F1 FD135㎜ f2.5 S.C  f5.6・1/250  ISO100 フジカラー


「クラシックカーFes」

ラストにもう1枚FD135㎜ f2.5 S.Cの写真を。


中望遠FD135㎜良いね-好きです。なんか全然今の時代でも問題ナシ。キャノンは古いレンズでもコントラスト高めですな。解像感もあって、きっちりと色が出ていて5Dで撮ったよって言っても判らないんじゃないかな…


撮影/文/レポート

緒可夢羅



FD135mm F2.5 S.C.  

発売 1973年3月(昭和48年)

当時価格 30,500円

レンズ構成 5郡 6枚

絞り羽 8枚

最小絞り f22

最短至近距離 1.5m

最大撮影倍率 0.14倍

フィルター径 58㎜

サイズ 61×91㎜

重量 630g



FD50mm F1.8 S.C. (I)

発売 1973年3月(昭和48年)

当時価格 16,500円

レンズ構成 4郡 6枚

絞り羽 6枚

最小絞り f16

最短至近距離 0.6m

最大撮影倍率 0.103倍

フィルター径 55㎜

サイズ 64×44.5㎜

重量 255g



ヴィンテージショップジャパン公式ホームページ

URLはこちら(英語)

URLはこちら(日本語)

Facebookサイト

URLはこちら

インスタグラムサイト

URLはこちら

ピンタレストサイト

URLはこちら

一覧へ戻る