キヤノンレンズのコーティングについて
コラム
レンズ
今回は
キヤノンのヴィンテージＦＤレンズで
レンズ名称文字の後に出てくる赤い文字の
Ｓ.Ｓ.Ｃ.
この文字の意味について書いていきます。
弊社ヴィンテージショップジャパン（株）で
販売中のレンズを使って説明していきます。
Canon FD 200mm f/4 S.S.C.
以前のこの参考レンズのクリーニング作業コラムの内容と
重複する部分がありますが、再度書かせていただきます。
Ｓ.Ｓ.Ｃ とは
スーパースペクトラコーティングと言う
キヤノンが誇るレンズコーティング名称の略した文字です。
通常カメラレンズには
反射しないようにコーティングがされています。
キヤノンのＳ.Ｓ.Ｃ コーティングは
どのようなレンズでも同じ色を出す為に
レンズ反射を取り除き、レンズ表面の硬さを丈夫な物とした
多層膜のコーティングになります。
とにかく、変わらない色を表現できるレンズって
じっくり時間をかけて開発された凄い技術ですね。
自分は、このＳ.Ｓ.Ｃの赤い文字に
キヤノンレンズの強い主張を感じました。
この素晴らしい技術は
赤文字はありませんが、現代のキヤノンレンズにも
その技術は継承されているようです。
改めて日本製のヴィンテージレンズの技術の素晴らしさを
感じたコラムでした。
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ライター 奧村 孝
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